098 急性硬膜下血腫15 きづいた

4panel098-1急性硬膜下血腫15-1
4panel098-2急性硬膜下血腫15-2
4panel098-3急性硬膜下血腫15-3
4panel098-4急性硬膜下血腫15-4

joynet支店に第16回を掲載していただきましたので皆様よろしくお願いします。

いよいよ血腫の本丸を除去する段階まで来ました。もう一年以上ダラダラとこのエピソードを描いてますが皆様お付き合いいただいてありがとうございます。

硬いコーヒーゼリーのような質感の血腫を、水をかけて脳から浮かせるようにしながら吸引でズズズズッと吸って除去していきます。

開いていた瞳孔が元のサイズに戻っていれば、ある程度頭の中は減圧できており、潰れかけていた脳幹も何とか戻ったということです。絶対に元通りに治るとは限りませんが、ひとまず安心できます。

3月31日に8コマ目まで更新しました。上手なベテランの先生は緊急の開頭になると本当にめちゃくちゃスピードが速いです。しかも速いのに丁寧だったりしてビビります。

さて突然ですがご報告です。

当ブログが移転しました(2018年3月31日付)。

これまでと同じように読めるようにはしたつもりですが、まだ移転したてなので不具合があったら申し訳ありません。適宜修正していきますので今後とも「のうげかなう。」をよろしくお願いいたします。

5月2日に12コマ目まで更新しました。中途半端なトコまでで申し訳ありません。早めに16コマ目まで更新できるようがんばります。

※5月7日に16コマ目まで更新しました。

ついつい高度な手術や診療にばかり目が行ってしまいがちですが、やはり基本が大事ですね。脳外科においては開頭・閉頭は基本手技ですが非常に奥が深いです。私も一応はだいたいの頭の開け閉めができるようになりましたが、未だ全く自信がもてません。