メッセージいただいた方ありがとうございました。
第3話の解説文でも触れましたが、執刀できる機会は事前に教えてもらえず、突然に振られることも多いです。ここで迷っているとチャンスがもらえないのでとにかく「やります!」「ありがとうございます!」と言うべきです。当然いつ振られてもいいように事前にみっちり予習しておく必要がありますが、とにかく積極的な人の方が多く機会が回ってきます。
ちなみに「開頭(かいとう、craniotomy)」は以前に触れた「穿頭(せんとう、trepanation)」とは違い、数cm~十数cm程度の範囲に渡って頭蓋骨を切ってパカっと取り外すことを意味します。穿頭に比べると作業は格段に複雑になります。
開頭して行う手術全般を指して「開頭」と呼ぶこともありますし、開頭手術における骨を取り外すまでの作業工程(顕微鏡操作の手前まで)を指して「開頭」と呼ぶこともあります。
またまた前置きが長くなりましたが、次回からようやく執刀開始の予定です。