起承転結も何もない説明だけの4コマ漫画になって申し訳ありません…。しかし手術の体位取り（ポジショニング）はとても大事なので描かせていただきました。
頭の向きも含めた体位の取り方に何かミスがあると、骨や脳がジャマで奥の方にある病変が見えなくなったり、患者さんの肩がジャマになって術者が見やすい姿勢をとれなくなったり等、手術の種類によって様々な弊害が出てきます。ひどければ開頭すらまともにできない、という事態もありえます。
他にも、体位取りの際のミスのせいで患者さんに褥瘡（床ずれ）ができてしまったり、手にしびれが残ったり、といったこともありえます。
脳外科手術というとどうしても顕微鏡の細かい操作に目が行きがちですが、「手術の成否（特に失敗する方）は体位取りと開頭の仕方で8～9割決まってしまう！」という先生もいるくらい、体位取りは大事なのです。