ハリーコールって大学とかだと本当に黒山の人だかりみたいな感じになります。
クモ膜下出血(SubArachnoid Hemorrhage; 略してSAH)は、脳の動脈にできたコブ(動脈瘤)が破裂しておこる出血です。
典型例ではバットで殴られたような頭痛が突然出現するという特徴があります。病院までたどり着けずに亡くなる方も2割ほどいますし、全体の死亡率は4~5割程度に達する厳しい病気です。
脳外科医ではクモ膜下出血のことを「エスエーエイチ」、「サブアラ」、「ズブアラ」などと呼ぶ人が多いです。
SAHをドイツ語っぽくそのまま読むと「ザー」ですね。
ドイツ語の「見る」という意味の単語sehenの過去形(一人称単数と三人称単数)はsahで、「ザー」と発音しますのでそれと引っ掛けてるのかもしれません。
「ザー」は和製英語だからと嫌がる人も結構いますが、他の科の先生はむしろ「ザー」とよぶ人のほうが多い気がします。
というか「サブアラ」も結局は和製英語だし、「ズブアラ」も結局ドイツ語読みなのでもうどうでもいい気がしますね!